随分とご無沙汰してしまい、大変申し訳ございません(´;ω;`)ブワッ
わたくし事でございますが、自宅でPCが使用できないという不足の事態に陥っておりまして、8月のブログも1話しか更新できませんでした。そして、9月も半ばを過ぎての更新…(TдT) ウゥ…実はネカフェで更新しようとしましたが、弘法は筆を選ばず、わしゃ筆を選ぶで、思うように書けませんでした。
そんな言い訳はいいとして、本当は9月頭に記載したかった 美の巨人たちで放映された、朱雀天皇「国宝・醍醐寺五重塔」でございます。
わたくし、実はデザイン系の短大を卒業しまして、特に好きだったのが仏教美術でございました。が、ほとんど覚えていないことに気がつきました(;´Д`) あ、でも仏像とか勉強してもインテリア専攻ではないから建築は勉強してないですね。
では、気を取り直して本題へ。
お話は京都を訪れたタワー好きなフランス人が醍醐寺を訪れるところから始まりました。フランス人が言います。「醍醐寺の中に入りたい。」
…その発想は最初から私にはなかったために面白い( ゚д゚)ハッ!と思いました。なぜそう思ったかと言うとそれは、上層階には高欄という部分があるからです。
確かにこの部分だけをみると上に登ってこのベランダ風のところから外を眺めることができそうに思えます。
うーん、どういう言わけか日本人には五重塔に登るという発想自体がないような気がします。城郭には登りますけど。なんだか新しい(*゜∀゜)=3!!
そもそも五重塔とは、仏塔の形式の一つで層塔と呼ばれる楼閣形式の仏塔のうち、五重の屋根を持つものを指す。下から地、水、火、風、空、それぞれが5つの世界を示し、仏教的な宇宙観を表している、そうです。
ここから壮大すぎて…(´Д`υ)
仏塔は、古代インドにおいて仏舎利(釈迦の遺骨)を祀るために造られ始めた古代インドのストゥーパ(半球形の建物)、この形式が中国に伝えられ、楼閣建築の形式を取り入れて高層化するようになった。こうした楼閣形の層塔は朝鮮半島を経て日本へ伝えられた。
だそうです…ウィキペディア先生が教えてくれました ∩( ´Α`)< 先生
なので、五重塔は醍醐天皇のご冥福を祈るために朱雀天皇が工事を始めたストゥーパということですね。
で、ですね、この醍醐寺五重塔は5つの屋根の作りと大きさのバランスが絶妙で、寸胴でも先細りでもなく、美しいバランスなのだそうです。そのバランスが素晴らしい安定感を醸し出しているとのこと。確かに他の五重塔と見比べるとなんだか違う?オォォーーー!! w(゚ロ゚;w(゚ロ゚)w;゚ロ゚)w オォォーーー!!
更に、(‐Д-)/地震による倒壊の記録がない!これすごいですよね。完全なる木造建築で天暦6年(952年)に建てられたのですから、えーっとつまり1062年経っておりますね ヽ(ill゚д゚)ノ アンビリバーボ
倒壊しない建築構造の理由は塔の中心を貫く心柱で、この心柱を中心に木の癖を活かしたままに一層ずつ組み上げていき、心柱は一切他の材料がくっついておらず、心柱だけが独立したように見えます。
この構造を活かして建てられたのが東京スカイツリーでした。
(*´ο`*)=3 やっぱり日本ってすごい!!ますますのアイラブジャパンでありますよ。
建築のすごさと美しさもさることながら、何故にこれをブログに書きたかったかと言いますと、この醍醐寺五重塔を建立したいきさつなのです。
醍醐天皇は子供に恵まれなかったため、観音様に祈願して授かったのが朱雀天皇と村上天皇で、その醍醐天皇の菩提を弔うために朱雀天皇が着工しました。もちろんお母様である穏子皇后も一緒に弔われています。
醍醐天皇の子を想う気持ちと、亡くなった父を弔うために二人の子供が想いを寄せて作ったこの五重塔に涙した私なのです。
子を想う親の気持ち、親を想う子の気持ち、これは時代を経ても普遍なのだなーと感じたのですが、ニュースなどで取り上げられる子供への虐待や親と子の関係を耳にすると胸が痛くて仕方がありません。子供を切に望んでいる夫婦には子供ができず、望まぬカップルに出来てるこの不条理。子供を産むには日本の社会自体もあまりよい環境とは思えません。
こうやってブログを書きながらもネット中心の生活環境になり、アプリや機械を通じてのコミュニケーションが多くなりました。私自身は沢山の人方々と直接お話しすることが大好きなので(お店にご来店いただいた方はよくご存じだと思いますが…(*´д`;)…)ネットも便利なコミュニケーションツールの1つだというような認識にしていますが、今の若い方はそうではないようです。
便利になればなるほどその弊害も大きく、失っていくものも大きいように思えます。
時折、立ち止まり時間がゆっくりと流れる中に身を置き、心を穏やかにする時間が現代人には必要なのかもしれません。
その方法として、先人の想いを知るのもありなのだと思ったわけです。
放映された日にちから随分時間が経過しましたが、今日のブログはこのあたりで…おやすみなさいませ Oo。(。ρω-。)
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