世は夏休み。以前から気になっていた本を思い切って購入しました。
「美しいインクルージョンの鉱物図鑑」
そして、帯のキャッチフレーズに思わずポチっとしてしまった、こちらの本。
「宝石図鑑 有名石から超希少石まで美しい写真でよくわかる」
鉱物図鑑に関しては、表紙の写真に一目惚れして早数か月。
読むタイミングは人それぞれですね。
何かきっかけを探していたということでしょうか?
最初のページに出てくるのは、アマゾナイト・イン・クォーツ。
思わず「うわぁ」と声をあげるほどの、なんとも絶妙な色合い。
氷河と海の境界のようと書かれた紹介文を読みながら、
拡大されたその境をじっと見つめます。
青と一言でいっても、その青は何種類もあり
緑がどれだけ含まれているか、またその濃淡も石によって様々です。
読み進めていくと、次に出会ったのはガーネット・イン・クォーツ。
球体のクォーツに突如現れた、優しい色合いのスぺサルティンガーネットが神秘的です。
「美女と野獣のバラみたいだね~」
ピンクとグリーンの入ったバイカラーのトルマリン・キャッツアイ。
「桜餅みたいだね~」
独自の感性を見せてくれる子供たち。
スイカと表現されることが多いけれど
柔らかなピンクとグリーンだったら、それは桜餅かもね、と納得しました。
本はぺらぺらとめくってしまうことが多い私ですが、
ちゃんと先を読まずに、数日間かけて眺めていました。
見ごたえのある本です。絵になる表紙がお気に入り。
さてさて、宝石図鑑に移ります。
300種類超!とのことで、多種多様な宝石が掲載されています。
「フォスフォフィライト」
「グランディディエライト」
「ジェレメジェバイト」
早口言葉のような石の名前達。まだまだ知らないものも沢山あります。
こちらにもインクルージョンが良く見える、美しい写真を発見しました。
ティンカーベルクォーツという名前を聞いて「緑なの?」と聞く娘。
実際はピンク色の内包物で、妖精が振りまく粉をイメージしているらしいとのこと。
ラメのような、きらきらしたピンクです。
傾けると、面白いだろうなぁ~。
想像が膨らみます。
読み終わるのは、まだまだ先になりそう。
ゆっくりと長い年月をかけ成長してきた石達。
同じ月日はかけられないけれど
成長しているのが目には見えないくらいでちょうどいいのかもしれません。
Time flies.