福岡宝石市場スタッフ・ブログ

2017年2月

2017年2月28日 (火)

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

二月も想定内で逃げるように終わりました(;Д;)

そして想定内の二月最終日のブログ記載ですyo(#゚Д゚)ゴルァ!!

公開を始めている弊社の動画「宝石をもっと楽しむWebマガジン 福岡宝石市場Plus」の撮影がもうすぐあります。
自分のFacebookにもリンクを貼りました…本当はFacebookはプライベートなので絶対に会社名とか公開したくなかったのですが、身を売りましたウワァァ━━━━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━━━━ン!!!!
その甲斐あってか、客観的な感想を沢山いただきましてそれはそれで身を売った成果があったなと。
何度もいいますが、私は一度も動画を観てません、一度もです!

さて、話を元に戻します。今月のブログです。
昨日観た映画「ドクターストレンジ」にしようかなと思ったのですが、どうも自分の中でうまく消化できてないので止めました。
なので、ちょっと遅いですが「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」にすることにします。

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スターウォーズ作品は全て観ました。
今は時系列のスターウォーズEP1~というカウントになっているのですね。
放映順で記載するとこのようになります。以下をご覧ください。

<旧三部作>
スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望
スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲
スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還
<新三部作>
スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
<続三部作>
スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒

旧三部作は私が小学生の頃にテレビ放映で何度も観ました。新三部作は友人が大好きで強制的に観ることになりしっかりはまりEP3は映画館で観ました。続三部作はやっぱり観なきゃでしょ(∀`*ゞ)テヘッな、のりで観ました。

そして今回のローグ・ワンはこのどれにも属さないスピンオフシリーズです。
気になったのは主演に「ドニー・イェン」が居たこと。それとEP4でなぜ帝国軍の要塞デス・スターを簡単に破壊することができたのかの理由がここで明かされます。

ちなみに放映30分で既に泣き始め、残りの1時間はずっと泣いていました…平常運転万歳です。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。ウァァァン

スターウォーズに興味のない方はちっともさっぱりだと思います。
私はスターウォーズは「父と子」の物語だと思っています。
新三部作は私には悲恋物語ですけど…。

基本は父と子の話です。
旧三部作は主人公ルーク・スカイウォーカーと父であるダースベイダーとの話
新三部作はタースベイダーが生まれるまでの秘話ですが、ダースベイダー=アナキン・スカイウォーカーと父のような師であるオビ=ワン・ケノービとの話
続三部作のフォースの覚醒では父、ハン・ソロと息子、カイロ・レンとの話でした。

~ここからネタばれが続きます。ご注意ください。~

ということをベースにすると、ローグ・ワンは確かに親子間の話もありますがスピンオフだけに違いを感じました。
一番の見どころは主人公を含め何の特殊な力も持たない、名も無き戦士たちがただ己の信じるもののために命を犠牲にしていくところでした。

正直な私の感想は「こんなスターウォーズ観たことない。* ゚ + 。・゚・。・ヽ( ゚`Д´゚)ノウワァァァァァァンみんな、みんな死んじゃったぁぁぁぁぁ」です。

スターウォーズの旧三部作は勧善懲悪で主人公と脇を固めるサブキャラが死ぬことはありませんでした。
そういう意味では安心して観ることができる映画です。
ですが、今回はEP4の前のストーリーであり、EP4にはローグ・ワンに出ているキャラが誰一人居ないことで脚本を変えたそうです。
全 員 死 ぬ
という脚本にです。

今回キャラとして非常に人気があったのは冒頭で書いたドニー・イェンの演じている盲目の戦士修道僧チアルート。
チアルートはフォースに憧れ、ジェダイのいなくなった今もフォースの力を信じずっと「フォースと共にあらんことを~May the Force be with you.」を繰り返し唱えます。
その相棒のベイズ、そしてどの作品にも必ずキーマンとしてでてくるドロイド。今回はK-2SO。

もちろん主人公のジーンと相棒となり想いを寄せるキャシアンも素敵でした。

少し触れましたが、いつもは反乱軍=善でありヒーロー。帝国軍=悪、というイメージがあります。
しかし今回は「正義を守る反乱軍」ではなく、その中で手を汚す任務を行っている大義名分はあれど、それでも暗殺やスパイ行為を行う人達の闇の部分が描かれてました。
正義とは何なのか?という問いです。

ジーンの父がデススターを設計しますが、致命的な弱点を組み込みます。その弱点をジーンに託しますが、その設計図を手に入れることが非常に難しいため、反乱軍は負け戦には加担できないとジーンには味方しません。
そこで協力してくれるのが大義名分を押しつけられ、自分の任務に疑問を持っていた名もなき戦士たちでした。

たった10名のチームで設計図奪還を果たします。
ここからが手に汗を握る戦闘シーンの連続でした。
チアルートもベイズもけた外れに強いのですが、とにかく多勢に無勢。
反乱軍も応援に来てくれますが、どんどん味方がやられていきます。
とうとうチアルートも倒れ、今までフォースなんて信じていなかったベイズも「フォースと共にあらんことを~May the Force be with you.」を唱えながら最期を迎えます。
ドロイドのK-2SOも相棒キャシアンとジーンを守るために遠隔からサポートしながら自らを犠牲にします。「後は頼みましたよ」的なことを言いながらです。機械なのにです。

自分の信じる道、未来が絶対に良くなることを信じながら倒れていくその様がとにかく、とにかく泣けました。

設計図奪還後、唯一生き残っていたジーンとキャシアンはデススターから自分たちの居る惑星を攻撃され助からないことを悟り、美しい海辺で夕日と閃光をバックに抱き合ったままお互いの想いを知っているかのように最期を迎えます。

その時、応援に来てくれていた反乱軍のラダス提督は宇宙船から戦場に散った名もなき戦士たちの彼らに「フォースと共にあらんことを~May the Force be with you.」と告げて帰還します。弔いの言葉として使われたのは初めてでした。

ポスターにあるように「希望は、死なない」みんな戦場に倒れました。ですがその想いは次に託され生きている。

スターウォーズシリーズの中では最高傑作と言われている作品。
その理由は戦争において、何が善で悪なのか?ということが描かれているからではないでしょうか。
スターウォーズ作品の本当の始まりの物語だと言えます。
そしてある意味戦争映画だとも言えるのです。

ただのSF作品として捉えるのではなく、こういった視点から観て欲しいと思う素晴らしい映画です。

これだけでは意味分からないわーと言われそうなので大好きなネタばれを書くブログさんをご紹介
三角絞めでつかまえて ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2D・字幕版)(ネタバレ)

ただし、映画館に居た小学生は途中で「つまらん」と言ってました。
そらそうだわ、大人じゃないと分からんもんで。
そして映画を観終えた後、両目の付けまつげが取れ「こんなスターウォーズは知らぬぅぅぅぅ。゚ヽ( ゚`Д´゚)ノ。゚(゚ `Д)ノ。゚ヽ(  )ノ゚。ヽ(Д´ ゚)ノ゚。。゚ヽ(゚`Д´゚ )ノ゚。」と暴れまくったことは秘密です。

2017年2月19日 (日)

冬の毒だし

今年の冬は、家の事情で実家に3週間も帰省していたり、インフルエンザに罹患してしまったり、いつもとは違う環境で真冬を過ごしていました。毎年この時期体調を崩してしまうのですが、かかりつけの鍼灸師さんによると「冬の毒だしで体調が崩れやすい」とのことでした。あ~なるほど、暴食していたことを思い出し、体は正直で賢いなと思いながら反省しました。

寒いながらもお花のつぼみがふくらんでいたり、春はもうすぐそこですね~

2017年2月10日 (金)

書籍レビュー Leo: A Ghost Story

皆さんこんにちは。

最近はとても冷えますね。今日は近くの喫茶店でお茶をしました。冷たい雪と風の中を歩いた後のコーヒーはとても美味しいです。そして両手を温かくしてくれます。

今回の書籍レビューはレオ(Leo)という幽霊の話についての絵本です。絵本を選択した理由は作家の視点、そして絵の描き方、色の選び方など素晴らしい物語がどのようにして構成されるかを知りたい願望があったからです。

孤独だった幽霊が少年と友達になるという友情が人の心をつかむ興味深い、でも単純な絵本です。絵はベースとなる色が約3色、とてもバランスのとれた色合いだと思いました。また、描き方も特徴的でこの作家唯一の持ち味だと思ってしまうほどでした。英語ですが絵を見るだけでも話が分かるように描かれています。機会があれば是非。

2017年2月 3日 (金)

書籍レビュー: The Almost Nearly Perfect People: Behind the Myth of the Scandinavian Utopia

皆さんこんにちは。

苺が美味しい2月はいかがお過ごしでしょうか?来ないだは久しぶりに苺大福を食べて感動しました。普段とは変わったことをしたり、変わった食べ物を口にすると満足します。日常と非日常とのギャップなんでしょうかね。面白いです。

今日は書籍の感想をしたいと思いました。The Almost Nearly Perfect People: Behind the Myth of the Scandinavian Utopiaというノンフィクションです。著者はデンマーク人の妻を持つイギリス人です。彼は故郷のイギリスと妻のデンマーク、そしてそこを囲むスカンジナビア(北欧)の国々を旅し、目で見て肌で感じ取ったものとを比べ北欧について語ります。

実は年々行われる、世界で一番幸せな国はどこかというアンケートで北欧が常に上位10位を維持しています。なぜ?本当に北欧の人は充実した人生を送ってるのだろうか?ノルウエーは石油のおかげで地域の都市化が進んでいます。スエーデンはIKEAなどの工業生産が栄えています。フィンランドは日本が愛するムーミンが誕生した国ですし、教育システムでいうと学力は世界で一位です。

このような事情を踏まえて、実際に北欧に住んでみて、人々の考え方、政治の動き、その他興味深い話を通じて本当の北欧を語るノンフィクションです。

英語ですが機会があれば是非読んでみてください。