福岡宝石市場スタッフ・ブログ

2014年2月23日 (日)

真珠

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日本から海外への交易品として献上されていた紀元前から、ジュエリーとして使われる現代までの、真珠を取り巻く人々と時代の流れについて書かれた本です。

ジュエリーとしての真珠は身近な存在ですが、その歴史を詳しく記載されていて、様々な視点から真珠を知ること出来て面白かったです!!

紀元前の昔から、世界各国での真珠の価値は高く、"真珠二個が奴隷ひとりの値段"という記録がある程だそうです。

その真珠を巡り、様々な国の権力者は、多くの犠牲を払ってでも、競って採取を行っていたそうです。

日本では、ミキモトの創業者 御木本幸吉による養殖真珠の成功が大きく、現在でも常に世界をリードしています。

御木本幸吉は、養殖真珠を作るだけでなく、製品化から販売までのビジネスモデルを作り上げ、当時、海外進出まで果たしています。

ブランド確立までの道のりは決して簡単なものではなく、粘り強い探究心と、日本人ならではの繊細な技術によって、現在、上質で美しいジュエリーを手にすることが出来る有り難みを改めて感じました。

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