どうもこんばんは、いや、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
1月も終わることに「明けましてとはなんたることだ(#゚Д゚)ゴルァ!!」と思いますが「こいつ、ばかじゃね?( ´,_ゝ`)プッ」くらい罵倒してやってください。
年末年始のお休みが思ったより長く、私の断捨離が始まったわけですが、年始の初売りバーゲンから見事に打ち砕かれましたΣ(; ゚Д゚)ウハッ
ま、そんなことは置いておいて、ほぼ毎月東京へ出張しております。1月も例に漏れず18日~21日まで出張でした。自宅ではテレビを見ない私ですが、出張の時だけホテルの部屋でテレビをつけっぱなしにしているため、はまってみることが多々あります。
今回はまったのは「NHK プロフェッショナル仕事の流儀」と「ありえへん∞世界~大事件の裏側で活躍した知られざる偉人スペシャル」でした。
お察しの通り、職人な仕事に非常に弱い私は泣きながらテレビに食いついていたのであります( ;∀;) ジーン
プロフェッショナル仕事の流儀では
若い方はかけつぎってなに?とお思いになるでしょう。今はファストファッションが主流になりました。穴が開いた洋服を直してまで着る、という発想自体ないかもしれません。昔は洋服もそんなに安いものではありませんでしたし、化学繊維などなく、天然繊維でしたから虫に食われることも頻繁です。虫食い、または何らかの理由でほころびてしまったところを神業で元と変わらぬ状態に直してくれるのがかけつぎ屋さんです。
かげつぎの技術は大変緻密なもので、まさに職人。この松本さんは今までのかけつぎの概念を変えた人と言っても過言ではないと思います。
番組を見ると、化学繊維の修復はほぼ不可能でした。ですので、松本さんも断っていたそうですが、このままではかけつぎを続けていくことも難しい状況。思い切って今までの知識と培った技術を駆使し、化学繊維の修復に挑みました。松本さんご自身はその出来栄えに納得はなさっていないようでしたが、依頼人からは「ここまでできると思わなかった。ありがとう。」と言われたそうです。
そこから新しい分野、化学繊維のかけつぎへ更に挑み始めます。
番組中で プロフェッショナルとは…
「無限にあるものに向かって、そのチャレンジ精神、いつまでたってもチャレンジで、1段上っては完成させ、2段上っては完成させて、その積み重ねが僕の中のプロフェッショナルですね。」
そして、
「物には、“命”がある『僕はいつも、洋服を病院でいう患者のように思っている。人によっては、涙まで流して喜んでいただけるんですね、直すことによって。だからできるだけ自分の気持ちを注いで生き返らせる。』」
ただかけつぐだけではなく、その人の癖でほころぶかもしれないところの強化をしたり、持ち込まれた人の想いをしっかり受け取り紡いでくれる松本さんの仕事に涙を流さずにはいられませんでした。
「お客さんから育ててもらってる。」という言葉もありました。新しいことへ挑戦することで色々なことが開けて、この言葉があるのだなと。
ちなみに松本さんのお子さんとお孫さんもかけつぎ職人さんになってまして、松本さんの背中を追っていました。素晴らしいことだなーと涙ながら思いました( ;∀;) イイハナシダナー
「物には命がある」この言葉は物が溢れる現代に忘れてしまっている言葉だと感じました。いつでもどこでも直ぐに手に入る時代。100円ショップで全て賄えてしまえる時代になりました。
たまたま知り合ったAmijedというブランドさんですが、アンティークボタン、ヴィンテージボタンを使用してオリジナルブレスレットを作ってくれます。
このボタン、昔の本当に良い時代の洋服達に付いていたもので、シェルを使用したものや手の込んだ細工がなされたものなどなど、ボタンとは思えなものが沢山。
その中から自分のインスピレーションで選び、セットしてもらいます。かくいう私もしっかりヴィンテージボタンのタイプまで選びました。シェルに至っては同じ表情のものは存在しないため、同じピンクでも色の濃淡や模様が違ったりするので、天然の素材は宝石と同じイメージです。
ちなみに私のセレクトはこれです(´∀`*)ウフフ
安いものが悪いわけではありません。ただ、安さのあまりそれそのものを大事にすることを忘れてしまっているのではなか?と疑問に感じました。
使えなくなったから捨てる、新しいものを買えばいい。それはとっても淋しい気がします。松本さんが仰る「物には命がある」この言葉が胸に響きます。
安いものにも高いものにも物には命があり、思い出もある。
色々なリサイクルショップも増え、捨てる前に還流させる時代になりました。エコなことも考えると「物には命がある」という言葉を忘れてはいけないと感じつつ、今の私の仕事も還流させる仕事。この仕事に携われたことに感謝した次第です。
さて、次回は東京出張編2へ続きます。
コメント