福岡宝石市場スタッフ・ブログ

2015年5月31日 (日)

誕生石と産地と私 2~5月エメラルド

5月のゴールデンウィークもあっという間に終わりまして、そうこうしている間に火曜日から出張で先ほど帰還した私です(;´∀`)

先日、お買い取りにお越しいただいたお客様からお帰り間際に「ブログ見ました」と言われました…:(;゙゚'ω゚'):
は、早く言ってください!!と思いましたが、早く言われたからといって何かが変わる訳ではありません。単に恥ずかしいだけです!!
ブログではヲタク感満載で沢山書いてますが、実物は至って普通です。べしゃりも普通です。ただ、なんだかよく喋る顔の濃いオ○マ風の人ってだけです(;゚д゚)ァ....

実物をご覧になりたい方は、是非店頭へ足をお運びいただければと思います。(ほぼ客寄せパンダですね)

で、5月です。五月です!皐月です!誕生石といえばエメラルドです。
昔はエメラルドといえば、黄緑色で大きくて、内包物が多くて、ご年配の方しかできない宝石だとばかり勝手いに思ってましたので、どうも欲しいと思いませんでした。
私が鑑別機関にいた全盛期は化け物系(中の上で大きさばかりが目立つもの)のエメラルドしか見たことがなかった、という理由もあります。
色として好きだったのはアフリカのもの。濃く深い青味の強いイメージですね。
ところがです、産地と共に勉強していくと、こりゃやっぱりエメラルドはコロンビア産に限るわよっっ!!m9( ゚д゚)ビシッ!!
アフリカとかなにいっちゃってるのよ!ってくらいになりました…。至って単純極まりない。

さて、エメラルドとは「鉱物名ベリル」で「宝石名エメラルド」です。そう、3月に記載した産地シリーズのアクアマリンと同じ鉱物ですね。

エメラルドの語源はサンスクリット語の「緑色の石」を意味する「スマラカタ」それからギリシャ語で「スマクラグドス」さらにラテン語の「スマラグダス」へと変化を遂げ、またさらに「スマラルダス」といわれる俗語に変化し、そこからさらに古フランス語の「エスメラルド」へ変化。現在の「エメラルド」という呼称になったとされる、とウィキペディア先生が教えてくれました。

ふむ、こうやって語源をたどってみてもいろいろな国を経ているなーと思います。なにしろクレオパトラが愛したエメラルド、といわれるほどのものです。ん?そのころはなんて呼ばれていたのかしら?

エメラルドの話を調べていくと正直、かなりいろいろと出てきたので今回はあえて割愛します。(ネタ保存のため、とお思いでしょうが、ズバリそうです(´ε`;) )

話を戻します。エメラルドは3月のアクアマリンと同じ鉱物のベリルですが、その中でもグリーンベリルというものがあります。読んで字の如く「緑色のベリル」という意味ですが、ではエメラルドとはどう違うのかというと、不純物として鉄やマンガンが含まれているからです。

エメラルドは「クロム、バナジウム、鉄」が入っているのでこの独特の色合いを放ちます。この三つがエメラルドで有名な「緑の火」と呼ばれているようです。この言葉からもどれほどこの3つの不純物が必要不可欠なのかが見て取れます。

硬度自体は7~8.5でそこまで軟らかい印象はないのですが、エメラルド自体非常に内包物が多い石であるため、オイルや天然樹脂で加工されてます。このオイルを入れることはクレオパトラの時代から慣習として行われていたため、どれだけでも一般的なことだったのかが理解できますね。

内包物が多いということは衝撃を受ければ必然的に割れます。この理由から、衝撃を受けにくい独特の「エメラルドカット」が考案されたそうです。これは四角で上部と下部どちらも階段状のステップカットと呼ばれる形状になっており、さらに四隅がカットされた隅切り状態のものです。

エメラルドの産地はコロンビア、ザンビア、ブラジル等々ありまして、特にコロンビアは最も産出量が多く、そして最も素晴らしい品質のものが取れます。

ザンビアのエメラルドは濃く、透明感のあるものが多いのですが、コロンビアのものと比べると青みがかっています。

この独特の色合いは、コロンビアと比べると違いを感じることができると思います。

ではコロンビア産とザンビア産のエメラルドの違いはこちらの画像で…Σ(゚Д゚;)ゲゲッ画像ダウンロードができない!!。゚(゚´Д`゚)゚。

とうとう私のPCが「ディスクの容量不足」でダウンロードができず、画像の添付ができないという非常事態に陥りました_| ̄|○ il||liだましだまし使っていたので限界がきてしまいました。

誠に申し訳ないのですが、この月末31日に更新しているのに続きは6月に入ってから再度画像付きで更新いたしますので今日のところはこれにてご勘弁ください…それでは一旦失礼いたします(m´・ω・`)m ゴメンナサイ

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