宝石を化学組成と構造に基づいてグループ分けしたものが宝石種といい、ベリルもその宝石種の一つです。
宝石種を更に細かく分けたものを宝石変種といいます。
一見すると別の宝石のように見えますが、ベリルの変種に代表的なものはエメラルド、アクアマリンなどがあります。
特にカラーがその変種を決める特徴となり、その原因は宝石の中の微量元素が原因です。
レッドカラーのベリルは発見者の名前に因んで"ビックスバイト(bixbite)”と呼ばれ、世界で唯一アメリカのユタ州でしか産出されないため、ベリルの中で最も希少な宝石種です。また産出量も少ないため、小さいサイズのものがほとんどです。
その他にも様々なベリルの変種がありますので、同じ宝石種として比べてみるのも楽しいですね。
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