4月の最終日30日にブログ更新です。はい、平常運転です。´ω`)ノ
今年は沢山のアーティストの訃報に泣きました。
デヴィット・ボウイ、アラン・リックマン、モーリス・ホワイト…。
そして一番信じられなかったのは彼、プリンスの死。
私が訃報を知るのはいつだってFacebookです。
ですが、今回はLineの記事でした。
4月22日の早朝に記事を見付け、誤報だと思いたかった、何かの間違いだと思いたかった。
本名はプリンス・ロジャー・ネルソン。プリンスは本名ですよ。日本のファンからは敬愛の意味を込めて「殿下」と呼ばれていました。
最初に見た印象は「セクシーな紫の人」でした。
小柄なのに、なんぞ異常なまでの存在感を放つ。
私が紫を好きになったのは彼の影響もあるように思えます。
よくよく考えると、私は彼のことをよく知らないのです。
以下ウィキペディアより。
「プリンスは1978年のデビュー以来、ロック、ファンク、ソウル、ブルース、ゴスペル、ジャズ、ハード・ロック、ヒップホップ、ディスコ、サイケデリック・ロックを自在に取り込んだ唯一無二のスタイルで音楽を創造しつづけ、第一線で活躍しながら多くの信奉者を生んでおり、俗に言うミネアポリスサウンドの中心的存在である。
デビュー以来、作詞・作曲・歌唱・演奏・プロデュースの全てを自ら行うスタイルを貫いており、27種類以上の多種多様な楽器を演奏できるのに加え、ジェームズ・ブラウンの流れを継いだ滑るようなステップやスプリット(股割り)、マイクスタンドを用いた様々な技などのダンスパフォーマンスも披露していたが、近年では楽器による生演奏と歌唱を中心とした「リアルミュージック・バイ・リアルミュージシャンズ」を掲げたライブになっていた。」
あー!股よく割ってた(・∀・)ニヤニヤ
マイクスタンドもよく倒したり、起こしたりしてた(∀`*ゞ)テヘッ
それとさらに驚いた記事はこちら
「1981年には Controversy を発表。同名シングルがインターナショナルチャートにランクインする。この時期に、ローリング・ストーンズの前座としてツアーに帯同していたが、公演によっては、物(キャベツ等)を投げつけられるなどストーンズ目当ての客からのブーイングを受けた。当時、ストーンズの楽屋を訪れたデヴィッド・ボウイが、トイレで泣いているプリンスの姿を見掛けたため、以後の自身のツアーでは前座ミュージシャンをつけることをやめたというエピソードが残っている。」
…殿下でもこんな酷い目にあったことがあったんですね(´;ω;`)
生まれたときから殿下だと思ってました。やはり苦労しているからこそ、今があるんですね。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。ウァァァン
…ところでキャベツとかどっから出てくんのさ(#゚Д゚)ゴルァ!!
何より今回いろんな記事を見て一番びっくりしたというか、納得したのはこちら。
「プリンスは怒ると踊る癖がある。初来日時「空港での取材はNG」という通告が無視され、報道陣が成田に殺到、フラッシュの洪水の中、プリンスは猛烈に踊りながらゲートから出てきた。報道陣はそれを大サービスと勘違いし写真を撮りまくる、プリンスはますます激しく踊り続け、随行スタッフは失神した。」
ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、彼らしい、彼しかできないよね、コレ!
スタッフが失神するってなんなの!でも、この意味不明な行動がプリンス殿下なんだよね~( ´,_ゝ`)プッ
私が彼に持っているイメージは、独特のリズムを持つ音。
彼が亡くなる少し前に彼女だったヴァニティが亡くなって、なんだか不思議な気持ちになりました。
私はヴァニティを知りませんでしたが、その筋に詳しい友人がFacebookで記事をあげており、PVを観たときに直ぐにプリンスの音だと分かりました。
それくらい不思議な独特の音を持っていると思っています。
そのPVはこちらですが、相変わらずセクシャル満載です。後半の衣装は完全に下着ですやん。
YouTube: Vanity 6 Nasty Girl HD
そもそも歌詞に放送禁止用語やら性的表現が多いやらで「ピー」が入ることも多々ありました。ですが、彼だと変にいやらしく聞こえなかったのも彼のなせる技かなと。
プリンス語とでもいいましょうか歌詞に「YouをU」「toを2」「forを4」「Iをeye」と記載したり、これまた不思議な感覚に囚われるようなものが沢山で、それがオシャレというか、美しいといいましょうか。ですが、なんとなく退廃的で刹那的な感じを受けるのです。
しまいには「プリンス」という名前を捨て「♂と♀」をドッキングしたような記号に変えた日には、相変わらずどこまでもぶっ飛んだ人だなとしか思いませんでした。
ラジオでは「元プリンス」と呼ばれる始末。それ以外では「ジ・アーティスト」(The Artist)と呼ばれることの方が多かったですね。
何しろ呼びようがないのですから。で、そのシンボルマークとはこれです。
こんなことばかり書いていると殿下を知らない人からしたら、すごい人ってのはなんとなくわかるけど、なんですのん?ってなりますよね?
でも、アーティストの技術としてもすごい人なんですって。※ウィキペディアより
- ローリング・ストーン誌の2007年11月号の企画で、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も過小評価されている25人のギタリスト」において第1位
- 「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第30位
- 「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第27位
- 2011年に「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において第33
- 「Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第61位
そういえばギタリストでしたね、と今頃思ったり。ウィキペディア先生も27種類の楽器を演奏できるって教えてくれたし、殿下ごめんなさい(´Д⊂ヽ
ギタリストとしてすごいところはこちらを!
YouTube: Prince, Tom Petty, Steve Winwood, Jeff Lynne and others -- "While My Guitar Gently Weeps"
あ、踊りもうまいんですよ、ほら股割りもやってるし、いや歌はもちろん最高ですよ。
結構有名になったのはこのあたりの曲ですかね。
YouTube: Prince's Batdance (music video)
って、なんかとってつけたみたいになりました…。
私が好きなのはこちらの曲。ちょうど東京ドームのコンサート動画がありました!
YouTube: Prince When Doves Cry Live Tokyo Dome
そして、殿下のことを忠実に語っていらっしゃるのはこちらの方。福岡の重鎮DJのお一人です。
殿下が亡くなった日、アメリカ全土に紫色の雨が降りました。
プリンスさんが亡くなった日。アメリカ全土に紫の雨が降った
それほどの影響を与えたアーティスト。
【ピンク・フロイド】名ギタリストは、プリンスへの追悼に言葉は必要なかった
彼は唯一無二、誰とも違う、誰にも真似できない。
天才は長生きできないものだ、とまた感じました。
無から有を生み出すエネルギーは途方もないのだと。
だから素晴らしいアーティストは若くて亡くなってしまうのではないか。
死ぬ直前も寝ずに154時間熱心に作業をしていた、と報じられてました。何事にも超人的にストイックだったんだなと。
「天才は1%のひらめきと99%の努力」というエジソンの名言。
コレの意味は「1%のひらめきがなければ99%の努力は無駄である」。
彼はまさにわずかのひらめきを身を粉にする努力で開花させた人だと思います。
同級生のマイケル・ジャクソンもそう。
彼はただただ踊ってた、努力を惜しまず踊っていた。
先ほど記載していたブログの谷本さんに「信じたくない」とFacebookで書き込むと「信じなくていいんだよ、きっと」と返ってきました。
そしてプリンスが亡くなった日、彼の住むペイズリー・パークには虹がかかっていたそうです。
デヴィット・ボウイが亡くなった日にも。
彼らは虹を渡って逝くんだねと谷本さんが仰いました。
お隣のレストランのM田さんは言いました。
「彼らはノアの方舟に乗ったんですよ。エヴァンゲリオンで言うところの人類補完計画ですよ!素晴らしいアーティストは死なないように、別の世界で生きているんですよ。」
あ!そうだ、彼らはきっと別の星で生きている。
そう思えばなんて素敵なんだろう。
R.I.P PRINCE
4月のブログは私に影響を与えたプリンス殿下に捧げます。