福岡宝石市場スタッフ・ブログ

2016年5月31日 (火)

時事とムダ知識 15~着物

時事とムダ知識 15~着物

例に洩れず月末ですyo'`,、('∀`) '`,、
何を書こうかな、と悩んでそして久しぶりに定価で購入した書籍のことから。

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本は2冊

百貨店ワルツ マツオヒロミ著
着物の辞典 大久保信子監修

先月から習い事を変えまして、今月からは新しく習うものも増えました。
変えた習い事はバーレスクからポールダンスへ移行。
私の習っていたバーレスクはジャズバーレスク系でしたが、なかなか上達しないのでチームプレイで足を引っ張るのが申し訳なくなり、ソロで踊れるポールダンスへ変えました。
今通っているのは
ポールダンススタジオCAT(猫道場)

全日本ポールスポーツ選手権大会2016で優勝された方が先生なのです。

個人で無理なく、その人にあわせてしっかり教えてもらえるので私のストレスも無くなりました(´Д⊂ヽ
ただしストレッチは半端なく激しく、何しろ股を上下左右に開くスプリット(裂く)とかしてますので、毎回悲鳴を上げたり足がつったりしますけど(;´∀`)…痛いなぁ…
あとはポールダンスは打ち身が堪えませぬ…。
それでも毎週楽しいのは変なストレスがなくなったからですねぇ(´∀`*)ウフフ

あと新しく習い始めたものは月に1回ですけど、着付けです。
ずっと習いたかったのですけど、ここには結構なハイリスクなものが付属されることが多いのです。
ほら、着物の展示会に行かないといけないとか…。
お気軽古着物・古布 ゆずの木

こちらが毎月末に箱崎の古民家ハコイチさんで「はこゆず着物市」というものを開催されています。

先月友人から紹介されて連れいってもらいました。
もちろん初めていったのに大量購入…(;´∀`)

一番のお気に入りは一番上の赤紫のアンティーク着物(ΦωΦ)フフフ…

まあ、この後に自宅の着物箪笥を3棹チェックすると、似たり寄ったりが大量にできてしまい、そら祖母もオカンムリになるわ…(;´∀`)と、納得しました。でも行ったら何かしら欲しくなるのです。

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そこでご紹介していただいた着付けの先生から習うことになりました。
とってもおちゃめな先生で、着付けの仕方も出来上がりも私の好みと一緒でしたのでありがたい限りです。
着物の着付けも流派がいろいろですし、先生のお好みがありますから結構デリケートなのです。

基本の着付けは大体覚えていたのであとはお太鼓の結び方、帯全般の結び方を覚えていこうと思います。

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ちなみに初回はこうなりました♪

お気軽にお邪魔できる楽しいお店なので興味がある方は是非どうぞヾ(゚∀゚)ノ ハイハイ!

そしてお取り扱いされていらっしゃる着物、これがまた美しいのですよ。
アンティーク着物が多いのでもちろん着丈が合わないものもあるのですけど、その当時にしかない柄や生地があります。
あとは開催ごとにテーマを決めてあるのでそのコラボも腐女子にはたまりません。゚+.(・∀・)゚+.゚イイ!!

で、どうしてこの本買ったの?ですよね。
まず百貨店ワルツは、はこゆずさんに出店されていた方から教えていただきました。
私、この大正浪漫なスタイルで和装と洋装のコラボをやりたいのですヾ(*´∀`*)ノキャッキャ
「この雰囲気お好きでしょう?」
と教えてもらって、早速今日買いました。
参考になるぅ ゚・*:.。..。.:*・゜ヽ( ´∀`)人(´∀` )ノ・゜゚・*:.。..。.:*

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あとは着物のことをなーんとなくしか知らないと思い、買ったのが2冊目。

礼装、正装、カジュアルはどの着物?くらいは理解していましたが、ある日「紬ってなに?」と思い、ググってみると「丈夫な着物」というような記載があり、あまりにもざっくりし過ぎて工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工となりました。
それで、紬って何?
よくよく考えると着物の素材の種類とか名称とか知らないよね?と思ったわけです。

いやー最初に書いてあることから目から鱗でしたΣ(´Д` )
「染めと織り」の違い
白い糸を織って白布にし、それを染め、色柄をつけたものを「染め」。
糸そのものを染め、それを織ることにより模様を出したののを「織り」。
言われてみればとても当たり前のことですが、改めて理解すると納得!!
ですのでフォーマルのものは染めの着物が主流で極細い生糸で織られた柔らかな風合いの生地に染色を施す。手触りがしっとりしているため「やわらかもの」と呼ばれるそうです。
これの逆が「硬い着物」。主として紬を指し真綿から紡がれる紬糸で織られ、紬糸は生糸より太く織りあがる生地は地厚になる。総じて織りの着物は街着として着られている。

あー納得!!
だから紬はフォーマルでは着ることができない!そしてググった時の紬の説明はあながち間違っていないのだと((´∀`))ケラケラ

いや、本当に基本を知ると全てが繋がり意味が解ります。

どうも私は紬があまり好きではなく、その理由も「硬い着物」だからだな~と簡潔明瞭!
好きなものの基準が「繊細で儚く美しいもの」なので当然「やわらかもの」が好きなはずです。
特に私が好きなものは「綸子」の無地染め、色無地です。
綸子は複雑に経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を交差させて凹凸を地紋を織りだしたものが多い、というものです。
地紋にもいろいろな柄があり、それを染めたものです。

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唯一紬で好きなものはやはり大島紬。

つややかな独特の質感がとても好きなのです。
この質感は何度も鉄分の多い泥に漬け込むことで生まれているそうです。

いやはや、泥大島は茶色のみと思ってましたけど違うんですね。

まだ、最初の方しか読めていませんけど、嬉しかったのはこちらの監修をなさった大久保信子さんが「温故知新」で日本の長い歴史と伝統の中から生まれた合理的かつ美しさの極致と思われる衣装も気象・ファッションの世界も著しく同じように変化している。「伝統を知り、今様に着る 着物の辞典」を温故知新をベースにその変化に対応したものにするため、スタッフと白熱した議論と検討の末に生まれた、と記載がありました。
私の祖母は白襟・白足袋を絶対に譲りません。
そのせいで1冊目の大正浪漫スタイルなんて着こなしはもってのほか、なのです。
ですが、大久保様の仰ることと本を読み進めると柄襟も柄足袋もありなんだ!
要するにTPOと基本をしっかり理解していれば良いということです。
それがとても嬉しかったし、自分の考えは間違っていなかったのだと知れました。

なんでもそうですが、やはり基本が大事!
そして基本がわかった上で崩していくことは新しいものを生み出していきます。
まさに温故知新。
大正浪漫は当時からしたら新しいものでしょう、でも今みたら古いけどとても可愛らしく、それでいて艶なのです。

祖母がひっくりかえらない程度の崩し方で着物の世界を楽しんでいきたいと思います。
あれ、今回のブログは結構まともにオチがつきました。