がっつり月末です。
皆様、極暑の中いかがお過ごしでございましょうか?
私の住んでいる久留米は少し前、日本で二番目の暑さを観測したらしいです…:(;゙゚'ω゚'):
今月は何を書こうかな~と悩みながら、ネタは決まったけれどもコラボさせる映画も音楽も見付からず…
こうなったら時事に引っかけるしかありませんね、っと'`,、('∀`) '`,、
※Wikipediaより
ここ数年で恐ろしいほど高値になった金です。
よもやプラチナの相場を金が上回ることになるとは誰が思ったでしょうか。
フォルクスワーゲンの不正からプラチナの相場が下落しまくったわけですけども、これから上がる可能性はなんとも、神のみぞ知ると(;´∀`)
とはいえ、プラチナも12、3年くらい前にかなり上がった記憶があります。
日本は高級宝飾品といえばプラチナ。ですが、それはあくまで日本だけで他のお国は金が主流でございます。
為替と共に投資としての売り買いが行われているわけですから、イギリスのEU離脱が決まった時の相場変動は気分が悪くなるほどだったことは言うまでもありません。
そもそも相場は純金と純プラチナベースです。
18金がプラチナの相場を抜くことは純度の観点からみてあり得ないと思っていたのです。
18金は750/1000
プラチナはPt900の場合は900/1000
割合で見てもプラチナの方が純度は高いわけです。これを18金が抜いているわけですから、何が起こっているんだ(;゚Д゚)エエーと思いました。
さて、日本では18金と呼ばれますが、よく見る刻印はK18ですよね。
このKは何かと言うとkarat(カラット)のK。
当時重さを表すのに「イナゴマメ(カラット)何粒分の重さか」という単位がそのまま使われることになったと習いました。
宝石の重量を表すカラット(carat)とは頭文字が違います。
金の取引単位がイナゴマメ24個分だったために24が純金になった説と1日が24時間であることから24分率が受け継がれたという説とあるようです。
数字の部分は先ほども申し上げた通り、純度です。
24を1000%として18/24=750/1000、ですので750と記載のあるものはつまり18金。
14金は14/24=585/1000、3ケタ表記の場合は585までがポピュラーかもしれませんね。
この1000分率はパーミルと呼ばれるそうです。普通に使ってましたが、こんな風に呼ぶとはわたしも知らんかったとです(;´Д`)
※自然金 Wikipediaより
金の性質
元素記号はAu。ラテン語で金を意味するaurumに由来するそうです。
柔らかく、展性と延性に富み、非常に薄くのばすことができる。最も薄くのばすことができる金属であり、1グラムあれば数平方メートルまで延ばすことができ、長さでは約3000メートルまで延ばすことができる。(Wikipediaより)
これはよく金箔として見ますね。1gを畳一枚に延ばせると聞いたことがあります!あとは金糸と呼ばれるものも衣装などに用いられたししますね。しかしこれ、耐久性は悪いという弱点があります。
柔らかい、つまり時代劇でよく悪代官が袖の下をもらい、千両箱から一両を取り出し、歯で確認する仕草がありますよね?あれは柔らかさを確認して偽物ではないことを確かめているわけですよm9( ゚Д゚) ドーン!
つまり、純金は柔らかいため、合金(他の金属を混ぜること)にすることで変形や傷付きやすさを防いでいます。
【合金の一般的な割合】
18金イエローゴールド:750%の金、150%の銀と100%の銅
18金ホワイトゴールド:750%の金、150%の銀と100%のパラジウムまたは250%はパラジウム※通称パラ割と呼ばれているそうです。(ニッケル系が含まれていることもあるようですが、ニッケルがアレルギーの要因にあるため問題視されたため今は主流ではないようです)
18金ピンクゴールド:750%の金、50%の銀と180%の銅
18金グリーンゴールド:750%の金、残り250%全て銀
18金レッドゴールド:750%の金、残り250%全て銅
今はいろいろなカラーゴールドの種類があります。一重にピンクゴールドといってもブランドによってはイエローに近かったり、レッドに近かったりと特色があります。
※自社販売サイトより カシケイ カラーゴールド製品
秀でたブランドはやはりカシケイさんでしょうか。
さまざまなカラーゴールドを生み出している先駆者だと言えます。
ホワイトゴールドをは日本語で白い金ですが、これを白金というと間違いです。白金はプラチナのことを言い、ホワイトゴールドは白色金と呼びます。
非常に紛らわしいですが、江戸時代の蘭学者、宇田川榕庵が命名し日本で最初に使われた用語と言われている。(Wikipediaより)
ですから、刻印に「白金」とある場合はプラチナです。
また、ホワイトゴールド自体の色見が500円玉のようなほのかに黄色に見えるため、ロジウムメッキをかけ、より銀色にしてます。
ホワイトゴールドでアレルギーが出る、という方は前述で述べた通り、割金にニッケル系が使用されている可能性があるからです。映画とジュエリー 6~ドラキュラZEROの際にも記述しましたが金属アレルギーの殆どがこのニッケルアレルギーだと考えられます。
日本の金性刻印はK18記載のほかにパーミルと一緒に日の丸の国旗が打刻されているものもあります。
では海外はと言うと、ホールマークと呼ばれるマークが入っています。
金だけに特化して言いますと、フランスは鷲の頭、イギリスは王冠です。
この刻印、リングだとアーム内ではなく外側、表に出ていることが多いです。
日本だと考えられないため、ちょっとびっくりしますよね。お問い合わせで大きな凹みがあるのですが、と言われたこともありました。
【産出国】※Wikipedia2009年参照
1位:中華人民共和国
2位:アメリカ
3位:オーストラリア
ここでも中国…(;゚д゚)ァ....恐るべし
一応我が国日本も「黄金の国ジパング」とマルコ・ポーロから呼ばれたほどです。かつてはたくさんの金が産出されたようですが、既に掘り尽くされており辛うじて残っているのが菱刈鉱山だそうです。恐山では金の異常濃集体が発見されているそうですが、国定公園に指定されている上に土壌には高濃度の砒素が含まれているため、採掘する人の生命にも危険が及ぶため、商業目的の金の採掘は不可能とされている。(Wikipediaより)
工工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェェエエエエエエ工工工
異常濃集体ってなんなんですか?これ、なんとかならないんですかね?
誰か採掘する機械を発明しなさいよっ!
そんなことは置いておいて、日本人は宝飾品のプラチナ神話がありましたが、今後のジュエリー事情も変わってきそうな気がします。
海外のブランドでヨーロッパのものは金ベースが多いため、現在のジュエリーブランド志向の傾向も相まってこれもまた変わってきそうな気がしますね。
プラチナの宝飾需要が日本ベースとはいえ、それでも揺るがないようにも感じながらプラチナ製品を買うなら今でしょ!と思っていますが、今まで買いまくったツケがあるのでプラチナが安いうちにいろいろは買えなさそうです…。
そんなオチがついたところで今月はこれにて~|Д´)ノ 》 ジャ、マタ