福岡宝石市場スタッフ・ブログ

2014年7月 8日 (火)

2014年社員旅行 2~宝石と美術品

7月2日 旅行2日目

東京ステーションホテルの素敵な空間で美味しい朝食に下鼓を打ち、2日目の朝が始まります。

銀座のハイジュエリー店を巡ります。

BLG、HWT、MKT、WKO…はい、イニシャルでご想像くださいませ。

やはり、銀座ですね。ハイジュエリーの品揃えは最高でした。特にMKTさんの4階。言葉を失う、溜め息が出るほどの最高級品が目白押し・:*:・(*´∀`*)ウットリ・:*:・

しかし、しかしです、銀座の大きな通りを闊歩しておりまして、むかーしむかし銀座に行った時の「銀座~ォォオオー!!ヽ(゚д゚ヽ)(ノ゚д゚)ノ オオォォー!!」という感動は残念ながら全くありませんでした。

その理由は建造物が昔とガラリ変わり、どこもかしこもクールなスタイリッシュ?系の建物で趣がなくなっていたからです。

昔は鳩居堂を筆頭にITO-YA、プランタンと銀座ならではのオシャレなラインナップにわくわくして胸が躍ったものです。

特にプランタン、ここは伯母が東京に行った時にお土産をチョイスしてくれるお店でした。伯母曰く「パリのエスプリの利いた商品がとても楽しかったのに、今はただのファッションビルになった。」と、とても落胆して話しておりました( TДT)

私はネットで購入するよりも、そこのお店のショーウィンドウやディスプレイでの見せ方、更には接客してくれる人の対応で購入を決めることがほとんどです。特に接客してくださる人に左右されます。

今ではお買い物するお店はほとんど決まっており、新規開拓する際も担当さんを作ります。その担当さんが本当に私に合ったものを選んでくれる言葉を端々で聞くことができ、その言葉に安心するのです。

これだけ物が溢れる時代ですから、最終的には人かな、と思うのです。「どうせ買うならば、この人から買いたい」と思う、思わせる人柄。これに尽きます。

接客に関して言うなれば、今回担当してくださった方々は皆様ジュエリーが大好きな方々でした。ある意味ほっとしました。高額品ですのですぐに購入する訳はないのですが、押し売り感が出てしまってはこちらとしてもがっかりしてしまいます。

特にハイジュエリーのフロアにいらっしゃったあの方は私と同じように商品を「この子たち」と仰いました。手塩にかけて作りあげたジュエリーはまさに自分の子供をお客様に嫁がせる、そういったイメージです。その言葉にほっこりと致しました (*´∀`*)ポワワ

今更ですが、銀座の写真が一枚もないことに後から気が付いたのです…Σ(゚д゚lll)ガーン

さて、東京ステーションホテルへと移ります。

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こちらが私が泊ったお部屋 ドームダブルです。

案内されるなり驚いたのはお部屋にシャンデリアΣ(゚∀゚ノ)ノキャー

天井が4メートルと高いために更に贅沢な気持ちになります。このドームダブルは窓から東京駅のドームを臨むことができます。(画像左側参照のこと)

お風呂の美しさにも驚きますが、ここの目玉は天井にもセットされたシャワーですv(´∀`*v)ピース

Photogrid_1404736088009ホテル散策は続きます♪

東京ステーションホテルは至る所に100年前の佇まいを残しておりまして、画像の真ん中は創建当時から地下から支えていた松の杭です。杭は耐震構造へ変化したため、捨てるには惜しくこのようなオブジェと変化して飾ってありました。この松にしっかり触れてきました。100年もの時を経ても変わることなくこの東京駅と私たちを支えてくれていたのかと思うと感動もヒトシオ( ;∀;)

画像下段は朝食をいただいたアトリウムに残されている壁面の煉瓦。こちらも同時のままだそうです。右側からこのレンガも触れることができたのでしっかり触ってきました。

私がもっとも興奮したのは左上の長ーいだまし絵のような廊下と美しい螺旋階段キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!

ながーい、ながーーい廊下は良く見ると右側の一か所だけ赤いランプになっています。(実物ははっきり分かる赤い色です。)そこがエレベーターのところですよ、という合図。

なんというか、こう粋な配慮(*´∀`)

螺旋階段はヒッチコックかアガサ・クリスティの映画さながらですょっ・:*:・(*´∀`*)・:*:・

画像の上中央、図面の通り細長い作りで分かりやすそうですが、これが迷路!ドームを囲むところには小部屋に椅子と解説と写真が掲げてありました。

3日目にミラクルが起こります、否ミラクルを起こしました?

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ドームを囲む小部屋に掲げてある、解説と画像の写真です。

左下にありますのが、東京ステーションホテルのデューティーマネージャー様と私。

旅行初日に東京国立博物館への道のりを教えてくださり、そのお礼を申し上げた際にホテル内の美味しいお店を教えてくださいました。

更に、どうしてもこの東京ステーションホテルの建造物を詳しく知りたかったので何かリーフレット等はないのですか?と嫌がらせのような我が儘を申し上げたところ、いただいてしまいました!!!ヽ(*´∀`)ノ キャッホーイ!!(画像下段中央と右)

あろうことか、デューティーマネージャー様からホテル館内をご案内&解説いただくという贅沢なミラクルを起こした次第であります。(松の杭はその時に教えていただきました。)

http://www.tokyostationhotel.jp/

東京ステーションホテルのURLにもヒストリーが掲載されていましたので是非ご覧くださいませ。

実際にこちらに滞在されている方へのホテル内ツアーも開催されています。本格的に外部からのツアーも開催されるとのことですので楽しみですね(´∀`*)

さて、こちらのホテルの改修工事費用ですが、500億円が投じられております!(; ・`ω・´)ナン…ダト!?いや、確かにあの復元力を見ると納得します。

この500億円をどのように工面したのかといいますと、そのカギとなったのが「空中権」です。

私、この言葉初めて聞きました。「空中権とは建物の上の使­わなかった空間を他の建物に移し、売却することができる権利」だそうです。なので、周囲は高層ビルだらけなのだそうです。

ポポポポポ( ゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)ポカーン…もう、本当に目からうろこでした。

全てが素晴らしい建築物で美術品です。当時の面影を失うことなく再現したその技術。日本という国の素晴らしさを満喫することができました。

そして、ホテル前は更に工事中です。それは皇居前の並木道を更にホテル前まで繋がるように!2017年には出来上がるそうです。

スイートルームから見ることができる皇居までの並木道。次はいつ見に行くことができるだろうかと楽しみが増えました。

幾多の文人に愛され、利用された歴史あるホテル。

外資系のホテルには絶対に負けない、日本ならではのスタイルがここにはあります。

今回のお一人様社員旅行では沢山の出会いと学びがありました。まさに一期一会。

このホテルではゆっくりとした時間が流れ、独りを楽しみ、見つめ直すことができます。ちょうど四十路前、有難い旅をすることができました。

色々な目標を掲げつつ、やはり日本は素敵な国であり、大好きだと改めて思いなおし、私の二泊三日の短くも濃い旅は終わりを告げました。

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