福岡宝石市場スタッフ・ブログ

2017年9月

2017年9月30日 (土)

室見川灯明まつり2017

朝晩は肌寒くなりましたが、皆さま、お変わりございませんか。

先日、お店の床に「どんぐり」を見つけました。
小さな盆栽から落ちたようで、もう秋だな~と感じる今日この頃です。maple

息子がまだ幼い頃、秋になるとたくさんのドングリを拾っていたことをふと思い出した瞬間でもありました。そんな息子が、先日、帰宅した私に「ママにプレゼント!」と言って、2本の赤い彼岸花を差し出してくれました。

20170920_161727_3

思いがけない美しいプレゼントに胸がいっぱいになりました。
どうやら取っても大丈夫そうな堤防の彼岸花を摘んできたようでした。sweat01

息子のお友達は、お母さんの誕生日に自分のお小遣いでアクセサリーやバックなどをプレゼントしたことを嬉しそうに話してくれます。
我が子にもそんな思いやりがあったのかと心から嬉しい気持ちになりました。


さて前置きが長くなりましたが、先日、我が家の校区内で「第17回 室見川灯明まつり2017」が開催されました。

この町に自宅を構え4年目となりましたが、以来ずっと参加している行事のひとつです。

最近では希薄になりつつあるご近所づきあいを深める取り組みが盛んで、運動会やソフトボール・ママさんバレー・バトミントン大会などなど、校区内の行事が開催されています。

その中でも校区内外から毎年3万人が訪れる「灯明まつり」は今や欠かせない秋の風物詩になっています。

毎年、作品のテーマが違うのですが、今年は宗像の沖ノ島が世界遺産に登録されたこともあり「世界遺産めぐり~未来へつなぐもの~」がテーマ。

20170923_182547_1

校区の住民が力を合わせて誰もが知る有名な文化遺産や自然遺産を全部で10エリアに分けて描き出します。

室見川河畔を彩る灯明の数は約2万個。

壮大な作品の揺らめく明かりが暗闇に浮かび上がり、この明かりの瞬きが虫の音のBGMとともにとっても心を癒やしてくれます。

息子たちの小学校も全校生徒が灯明にする紙に絵を描いて、おまつりに参加します。それを家族で観に行くのが楽しみのひとつでもあるのです。

20170923_173311
今年、我が家は夕方から着火作業に参加です。

キレイに並べるところまで準備完了です!残すは着火のみ。(ちなみにこの作品は「自由の女神」。平坦だとこんな感じに見えます。)

灯明は意外に簡単なつくりで、色紙袋に少量の砂を入れ、その砂にプラスチックに入ったロウソクを差し込むだけ。そのロウソクに1つ1つ着火していきます。

私が作業する担当エリアは橋の下に位置するため、写真撮影隊の絶好の被写体のようで、明るい時間からたくさんのカメラが橋の上に設置されます。

今年は着火作業を志願してご夫婦が飛び入り参加してくださったり、作業人数が多く意外に早く終了!そのまま灯明まつりを楽しめました~happy01

今年のお気に入り作品、タージマハル。

Line_p20170924_005116766_1

息子の作品もしっかり撮影して。(描いたのは富士山やピラミッド、スフィンクス)

20170923_184347_2

もともとは校区内を二分するかのように外環状道路ができたため、校区分断の危機がきっかけで始まった灯明まつり。校区の住民の結束を深めるために平成13年からスタートしたそうです。

このおまつりだけでなく校区の行事や地域の活動に参加する度に感じるのは、年代を問わず一緒に活動できる仲間がいてくれること、ご年配の方々が率先して活動してくださり、地域全体で子ども達を見守ってくれているこの町を誇りに思います。

この灯明まつりの状況はYouTubeでも見れます。写真ではお伝えしきれない灯明の瞬きの美しさをどうぞお楽しみくださいませ。

https://www.youtube.com/watch?v=oqKsmou4Hps

そういえば、今年の「中秋の名月」は10月4日(水)なのだそう。

我が家では息子とのお団子作りが恒例となりました。お団子好きはさることながら白玉粉をこねたときの柔らかい感触がとても気持ちよいらしいです♫ これ何の形?!というお団子ばかり。お月さまもビックリでしょう。(笑)

それでは、皆さまも爽やかな風や旬のご馳走など、秋の深まりを楽しみつつお元気にお過ごしくださいませ。

2017年9月28日 (木)

卒寿祝いと日本語

9月の末日ではない日にブログ更新なんて先月からどうしちゃったのかしら?(∀`*ゞ)テヘッ なんて思っている私です。
すっかり秋らしくなりました。
急に寒くなったかと思えば暑くなったりするものですから身体が付いていけておりません。
お陰さまで持病がノーコントロール、という日々が続いておりました。
漢方の先生はお見通しでしたので毎月お薬をもらいに行っては腑に落ちて帰宅するのが日課です。
とりあえずは11月に再度大学病院の検査がありますから、それまでじわじわと治してく作戦なのです。
漢方の効き目を大学病院で確認するのが楽しみです。

さて、私ごとでございますが本日は家族で祖母の卒寿祝いをするために福岡へ行きました。

Img_20170928_143312_017

美味しい和食をゆっくり食べられるところが地元にはなく、家庭画報に掲載されたお鮨屋さんであれば久留米くんだりですがあるのですけど、母が生魚が食べられないためそちらはNG。
これは福岡に出向くしかない!と意を決して卒寿の祖母を連れいていくことに。
ある意味ちょっとしたアドベンチャーです(;´∀`)

行く前日から祖母が後ろ向きなことを言い出し、「行きたくない~」と今朝も同じことを言うため伯母が軽くキレ気味だったことは内緒です(; ・`д・´)
といえ、行けばお食事も美味しく祖母自ら「日本酒が飲みたい(舐める程度ですが)」と言いだしたり、残すことなく全て食事をたいらげるくらい楽しく、無事に一日が終わったのでホッとしています。

さて今回のタイトルはなぜ卒寿と日本語?とお思いですよね。
それはですね、今回の予約をする際に伯母が電話をしたところ「お祝いですか?」と聞かれたため「はい、母の卒寿のお祝いです」と伝えるとそのままオウム返しをしたと。
つまりこうです。電話を受けた方が「母の卒寿のお祝いですね」と。
伯母すかさず「あなたの母親ではありません」と切り替えしたのですが、先方はどうも間違ったことに気が付いていないようでした。
伯母は新人さんとは思うけどあれは酷い、と結構なキレっぷりでした。

実は別の電話対応でも似たようなことがあったため、またかと思ったのでした。

今日お店に入った際、受付兼お会計をするところに座っている若い方を見て「はーん、この人かな?」と思いました。
お食事の後のアンケート記載もありましたから電話受付の項目にも少し記載し、お会計の際に先輩に当たるであろう別の方がいらっしゃったのでアンケートを渡しながら更に電話での件を伝えました。
深々とお辞儀をしながら「申し訳ございません。仰る通り新人でございます。只今教育中でして」とのこと。
少しだけお話しましたが、やはり若い方の教育に手を焼いているとのことでした。
私も体験したことでしたし、キャリアカウンセリングの先生からも助言されたことを軽く伝えました。

ゆとりの世代全てとは言いませんが、私たちが常識と思っていることは通じない、ある意味別の生き物ですからそれを念頭に置いて教育なさる方がストレスも少なくて済むと思います、と。

もうひとつは個人で電話を所有することで自宅の電話を出ることがなくなり、電話の受け方・マナーを教わる術がなくなったこと。
今やコールセンター募集の年齢は30代の主婦をターゲットにしてます。
20代には電話のマナーが備わっていないからと伺いました。

そこから考えなければならないのは接客で大きく関わってくる「言葉づかい」です。
ここ10年で言葉はめまぐるしく進化しています。
まずはコミュニケーションの手段が変わりました。
その大きな要因はSNS。
私も利用しているLINEやFACEBOOKなどです。
短文もしくは画像などのイメージを使用するコミュニケーション。
ネットスラングも横行しながら、どんどん進化しているように感じます。ネットスラングは私も使用するのですけれど、全く持って理解できないものが増えました。
そもそも「DAI語」から分からない。
芸能人のDAIGOの独特の略語のことで、これ頭がよくないと理解できないわー(´ε`;)ウーン…私は使いこなしきらんわーと。

例えるならこれ「MM(マジムリ)」とか。
これ、英語でありますよね?
ほら、あれです「ASAP」です。ASAP (as soon as possible)
OMG (Oh my god)これはなぜか最近よく見かける機会が増えました。
調べていくと結構ありまして、そこから更に進化した「I C. (I see.)」「I love U. (I love you)」
これは昔からプリンス使ってた!
※こちらをご参照ください。
時事とムダ知識 14~プリンス
これくらいならまだかわいいものでしょうか?
更に進化?いやもう頓知レベルの若者言葉を発見しました。

それはこちら
さっきマックで大学生と思われる女の子達が「最近彼氏が電話もLINEも返してくれなくてさぁ、まじボブ・ディランなんだけど」って怒ってるの聞いてエッグマックマフィン吹きそうになりました

…結構考えましたが、全く分からずググりました。←これもネットスラングですね。

意味は
ボブさん、ノーベル賞取ったのに協会からの受賞連絡を2週間無視した→「まじボブ・ディラン」=「連絡しても長いこと無視」ってことかと!もう「ボブる」でいいよね笑

との解説。
これ笑点のレベルだと思うのですけど…。
頭がいいんだかなんだんだか。

さて話を戻しますと、友人間や身近な人々の間では通じても他の人には通じるのか?ということです。
言葉の本来の意味、意思を伝えることからするとどうなのでしょうか。
こちらをベースに敬語を考えると敬語は崩壊していると言っても過言ではなさそうです。
その最たるものは「ら抜き言葉」と「さ入れ言葉」でしょう。
私はら抜き言葉を聞くと身の毛がよだつほどです。
それからさ入れ言葉。これは「させていただきます症候群」の延長のように感じます。
最も身の毛のよだつものが「させていただきます症候群」!!!
調べて納得したものは
「せる」「させる」という助動詞には「使役」の意味がある、ということ。

しえき【使役】
1.
他人を使って仕事(=役)をさせること。特に旧軍隊で、任務以外の雑用をさせること。その仕事。 「炊事場に―に出す」
2.
文法
他にその事を行わせることを示す語法。

この使役と言われると間違った使い方をしていることが理解しやすいかと思います。

人は耳に入っている音から口ずさみやすいものです。
これが怖い。
間違った日本語でもテレビやラジオなどの音として入ってくればそれは間違っていたとしても間違っていないと思い使用してしまう。
させていただきますもら抜き言葉もさ入れ言葉も横行しています。
かといって間違っていると気付く人がどれだけいるでしょうか。
正しい日本語で会話ができる、ということをもう一度見直していくべきだと思うのは私だけでしょうか。
こんなことを言っているから歳よりだと思われるのかもしれません。
言葉は無数にあり、表現方法も無限。
日本語は美しい。
もう一度見直していきたいと思うのです。そして若い人にも知って欲しいと思うのです。

相変わらずべき論が強く、申し訳ないほど硬い内容で今月のブログを締めたいと思います。

2017年9月12日 (火)

インセクトハウス

朝晩は、やっと涼しくなってきましたね。

與子田さんのお部屋にもやっとエアコンが戻り安心しましたよ~

これで與子田さんに平穏な生活が戻ってきましたね。happy01

我が家も夏休みが終わり、やっと平常通りの毎日が戻って参りました。

何でしょうか。このホッとする感じ。(笑)

さて、夏休みに近くの山で開催された「インセクトハウス工作教室」に参加しました。

「インセクトハウス」とは、「バグズホテル」「虫の巣箱」という「生き物の棲み家」のことなんです。また虫?!と思われるかもしれませんね。虫が苦手な方には敬遠されがちですが、少しお付き合いくださいませ。

虫といっても漠然としていますので、例えばミツバチに注目してみます。

日本在来種が減少し、西洋ミツバチが輸入されるようになりましたが、その後、西洋ミツバチも減少するという異常事態が起きています。その原因は憶測の域を出ないのですが、主に農薬や寄生虫・温暖化でミツ採取対象植物種の減少などが原因ではないかといわれています。

ミツバチは、イチゴやメロンなどをはじめ植物の受粉という大切な役割を担っていますが、そのミツバチが減少するということは、私たちの食料となる植物も減少するという負のスパイラルに陥ってしまします。

そんなミツバチを含む節足動物たちは、自然の中で植物の受粉から土への養分供給などの重要な役割を果たしています。節足動物の活動は春から秋にかけて活発になり冬には越冬する種もいれば冬眠する種もいます。その越冬や冬眠する棲み家が「インセクトハウス」というわけです。

そして節足動物がたくさんいる場所には、小動物たちがそれを求めて集まってきます。

この「インセクトハウス」は、日本ではまだそれほど馴染みがないようですが、海外ではよく作られています。

ドイツのご家庭には、お庭に設置してあるお宅が多いとか。

Img_20170901_162205_618

これが実際に作ったものです。

我が家が作った「インセクトハウス」は、右の小さい方ですけど。(笑)

大きな方は「油山森を育てる会」の有志のみなさんが作成した大作です。

オシャレですよね。室内に設置しても素敵なオブジェになるほどです。

最近では、あの有名な森ビルが、都市であっても植物や生きものと人間が共存していくことのできるまちづくりを願い「在来植物を多用し小鳥のやってくる街をつくる」をテーマに生きものの棲み家となる枯れ木を残し、建設工事前からそこにあった古い土壌を敷地内各所の植栽基盤として利用するなどの試みを行っており注目を集めていたり。

このような環境を大切にする取り組みが日本でも広がってほしいと心から願うところです。

自然からの豊かな恵みによって命が継承されていくがゆえに、その恵みは絶対的に健全なものでなければなりません。

私たちが未来に残すべき、より良いものを育むために取り組まなければならないことがあると考えさせられる良い機会となりました。

かなり暑い日でしたが、森林の中を散策し生き物からの癒やしと自然からのエネルギーをたっぷりといただきました。

これから爽やかな季節となりますので、森林浴でリフレッシュなんていかがでしょうか。

季節の変わり目ですから、皆さまもどうぞご無理なさいませんように。