朝晩は肌寒くなりましたが、皆さま、お変わりございませんか。
先日、お店の床に「どんぐり」を見つけました。
小さな盆栽から落ちたようで、もう秋だな~と感じる今日この頃です。
息子がまだ幼い頃、秋になるとたくさんのドングリを拾っていたことをふと思い出した瞬間でもありました。そんな息子が、先日、帰宅した私に「ママにプレゼント!」と言って、2本の赤い彼岸花を差し出してくれました。
思いがけない美しいプレゼントに胸がいっぱいになりました。
どうやら取っても大丈夫そうな堤防の彼岸花を摘んできたようでした。
息子のお友達は、お母さんの誕生日に自分のお小遣いでアクセサリーやバックなどをプレゼントしたことを嬉しそうに話してくれます。
我が子にもそんな思いやりがあったのかと心から嬉しい気持ちになりました。
さて前置きが長くなりましたが、先日、我が家の校区内で「第17回 室見川灯明まつり2017」が開催されました。
この町に自宅を構え4年目となりましたが、以来ずっと参加している行事のひとつです。
最近では希薄になりつつあるご近所づきあいを深める取り組みが盛んで、運動会やソフトボール・ママさんバレー・バトミントン大会などなど、校区内の行事が開催されています。
その中でも校区内外から毎年3万人が訪れる「灯明まつり」は今や欠かせない秋の風物詩になっています。
毎年、作品のテーマが違うのですが、今年は宗像の沖ノ島が世界遺産に登録されたこともあり「世界遺産めぐり~未来へつなぐもの~」がテーマ。
校区の住民が力を合わせて誰もが知る有名な文化遺産や自然遺産を全部で10エリアに分けて描き出します。
室見川河畔を彩る灯明の数は約2万個。
壮大な作品の揺らめく明かりが暗闇に浮かび上がり、この明かりの瞬きが虫の音のBGMとともにとっても心を癒やしてくれます。
息子たちの小学校も全校生徒が灯明にする紙に絵を描いて、おまつりに参加します。それを家族で観に行くのが楽しみのひとつでもあるのです。
キレイに並べるところまで準備完了です!残すは着火のみ。(ちなみにこの作品は「自由の女神」。平坦だとこんな感じに見えます。)
灯明は意外に簡単なつくりで、色紙袋に少量の砂を入れ、その砂にプラスチックに入ったロウソクを差し込むだけ。そのロウソクに1つ1つ着火していきます。
私が作業する担当エリアは橋の下に位置するため、写真撮影隊の絶好の被写体のようで、明るい時間からたくさんのカメラが橋の上に設置されます。
今年は着火作業を志願してご夫婦が飛び入り参加してくださったり、作業人数が多く意外に早く終了!そのまま灯明まつりを楽しめました~
今年のお気に入り作品、タージマハル。
息子の作品もしっかり撮影して。(描いたのは富士山やピラミッド、スフィンクス)
もともとは校区内を二分するかのように外環状道路ができたため、校区分断の危機がきっかけで始まった灯明まつり。校区の住民の結束を深めるために平成13年からスタートしたそうです。
このおまつりだけでなく校区の行事や地域の活動に参加する度に感じるのは、年代を問わず一緒に活動できる仲間がいてくれること、ご年配の方々が率先して活動してくださり、地域全体で子ども達を見守ってくれているこの町を誇りに思います。
この灯明まつりの状況はYouTubeでも見れます。写真ではお伝えしきれない灯明の瞬きの美しさをどうぞお楽しみくださいませ。
https://www.youtube.com/watch?v=oqKsmou4Hps
そういえば、今年の「中秋の名月」は10月4日(水)なのだそう。
我が家では息子とのお団子作りが恒例となりました。お団子好きはさることながら白玉粉をこねたときの柔らかい感触がとても気持ちよいらしいです♫ これ何の形?!というお団子ばかり。お月さまもビックリでしょう。(笑)
それでは、皆さまも爽やかな風や旬のご馳走など、秋の深まりを楽しみつつお元気にお過ごしくださいませ。