朝晩は、やっと涼しくなってきましたね。
與子田さんのお部屋にもやっとエアコンが戻り安心しましたよ~
これで與子田さんに平穏な生活が戻ってきましたね。
我が家も夏休みが終わり、やっと平常通りの毎日が戻って参りました。
何でしょうか。このホッとする感じ。(笑)
さて、夏休みに近くの山で開催された「インセクトハウス工作教室」に参加しました。
「インセクトハウス」とは、「バグズホテル」「虫の巣箱」という「生き物の棲み家」のことなんです。また虫?!と思われるかもしれませんね。虫が苦手な方には敬遠されがちですが、少しお付き合いくださいませ。
虫といっても漠然としていますので、例えばミツバチに注目してみます。
日本在来種が減少し、西洋ミツバチが輸入されるようになりましたが、その後、西洋ミツバチも減少するという異常事態が起きています。その原因は憶測の域を出ないのですが、主に農薬や寄生虫・温暖化でミツ採取対象植物種の減少などが原因ではないかといわれています。
ミツバチは、イチゴやメロンなどをはじめ植物の受粉という大切な役割を担っていますが、そのミツバチが減少するということは、私たちの食料となる植物も減少するという負のスパイラルに陥ってしまします。
そんなミツバチを含む節足動物たちは、自然の中で植物の受粉から土への養分供給などの重要な役割を果たしています。節足動物の活動は春から秋にかけて活発になり冬には越冬する種もいれば冬眠する種もいます。その越冬や冬眠する棲み家が「インセクトハウス」というわけです。
そして節足動物がたくさんいる場所には、小動物たちがそれを求めて集まってきます。
この「インセクトハウス」は、日本ではまだそれほど馴染みがないようですが、海外ではよく作られています。
ドイツのご家庭には、お庭に設置してあるお宅が多いとか。
これが実際に作ったものです。
我が家が作った「インセクトハウス」は、右の小さい方ですけど。(笑)
大きな方は「油山森を育てる会」の有志のみなさんが作成した大作です。
オシャレですよね。室内に設置しても素敵なオブジェになるほどです。
最近では、あの有名な森ビルが、都市であっても植物や生きものと人間が共存していくことのできるまちづくりを願い「在来植物を多用し小鳥のやってくる街をつくる」をテーマに生きものの棲み家となる枯れ木を残し、建設工事前からそこにあった古い土壌を敷地内各所の植栽基盤として利用するなどの試みを行っており注目を集めていたり。
このような環境を大切にする取り組みが日本でも広がってほしいと心から願うところです。
自然からの豊かな恵みによって命が継承されていくがゆえに、その恵みは絶対的に健全なものでなければなりません。
私たちが未来に残すべき、より良いものを育むために取り組まなければならないことがあると考えさせられる良い機会となりました。
かなり暑い日でしたが、森林の中を散策し生き物からの癒やしと自然からのエネルギーをたっぷりといただきました。
これから爽やかな季節となりますので、森林浴でリフレッシュなんていかがでしょうか。
季節の変わり目ですから、皆さまもどうぞご無理なさいませんように。