福岡宝石市場スタッフ・ブログ

2017年9月28日 (木)

卒寿祝いと日本語

9月の末日ではない日にブログ更新なんて先月からどうしちゃったのかしら?(∀`*ゞ)テヘッ なんて思っている私です。
すっかり秋らしくなりました。
急に寒くなったかと思えば暑くなったりするものですから身体が付いていけておりません。
お陰さまで持病がノーコントロール、という日々が続いておりました。
漢方の先生はお見通しでしたので毎月お薬をもらいに行っては腑に落ちて帰宅するのが日課です。
とりあえずは11月に再度大学病院の検査がありますから、それまでじわじわと治してく作戦なのです。
漢方の効き目を大学病院で確認するのが楽しみです。

さて、私ごとでございますが本日は家族で祖母の卒寿祝いをするために福岡へ行きました。

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美味しい和食をゆっくり食べられるところが地元にはなく、家庭画報に掲載されたお鮨屋さんであれば久留米くんだりですがあるのですけど、母が生魚が食べられないためそちらはNG。
これは福岡に出向くしかない!と意を決して卒寿の祖母を連れいていくことに。
ある意味ちょっとしたアドベンチャーです(;´∀`)

行く前日から祖母が後ろ向きなことを言い出し、「行きたくない~」と今朝も同じことを言うため伯母が軽くキレ気味だったことは内緒です(; ・`д・´)
といえ、行けばお食事も美味しく祖母自ら「日本酒が飲みたい(舐める程度ですが)」と言いだしたり、残すことなく全て食事をたいらげるくらい楽しく、無事に一日が終わったのでホッとしています。

さて今回のタイトルはなぜ卒寿と日本語?とお思いですよね。
それはですね、今回の予約をする際に伯母が電話をしたところ「お祝いですか?」と聞かれたため「はい、母の卒寿のお祝いです」と伝えるとそのままオウム返しをしたと。
つまりこうです。電話を受けた方が「母の卒寿のお祝いですね」と。
伯母すかさず「あなたの母親ではありません」と切り替えしたのですが、先方はどうも間違ったことに気が付いていないようでした。
伯母は新人さんとは思うけどあれは酷い、と結構なキレっぷりでした。

実は別の電話対応でも似たようなことがあったため、またかと思ったのでした。

今日お店に入った際、受付兼お会計をするところに座っている若い方を見て「はーん、この人かな?」と思いました。
お食事の後のアンケート記載もありましたから電話受付の項目にも少し記載し、お会計の際に先輩に当たるであろう別の方がいらっしゃったのでアンケートを渡しながら更に電話での件を伝えました。
深々とお辞儀をしながら「申し訳ございません。仰る通り新人でございます。只今教育中でして」とのこと。
少しだけお話しましたが、やはり若い方の教育に手を焼いているとのことでした。
私も体験したことでしたし、キャリアカウンセリングの先生からも助言されたことを軽く伝えました。

ゆとりの世代全てとは言いませんが、私たちが常識と思っていることは通じない、ある意味別の生き物ですからそれを念頭に置いて教育なさる方がストレスも少なくて済むと思います、と。

もうひとつは個人で電話を所有することで自宅の電話を出ることがなくなり、電話の受け方・マナーを教わる術がなくなったこと。
今やコールセンター募集の年齢は30代の主婦をターゲットにしてます。
20代には電話のマナーが備わっていないからと伺いました。

そこから考えなければならないのは接客で大きく関わってくる「言葉づかい」です。
ここ10年で言葉はめまぐるしく進化しています。
まずはコミュニケーションの手段が変わりました。
その大きな要因はSNS。
私も利用しているLINEやFACEBOOKなどです。
短文もしくは画像などのイメージを使用するコミュニケーション。
ネットスラングも横行しながら、どんどん進化しているように感じます。ネットスラングは私も使用するのですけれど、全く持って理解できないものが増えました。
そもそも「DAI語」から分からない。
芸能人のDAIGOの独特の略語のことで、これ頭がよくないと理解できないわー(´ε`;)ウーン…私は使いこなしきらんわーと。

例えるならこれ「MM(マジムリ)」とか。
これ、英語でありますよね?
ほら、あれです「ASAP」です。ASAP (as soon as possible)
OMG (Oh my god)これはなぜか最近よく見かける機会が増えました。
調べていくと結構ありまして、そこから更に進化した「I C. (I see.)」「I love U. (I love you)」
これは昔からプリンス使ってた!
※こちらをご参照ください。
時事とムダ知識 14~プリンス
これくらいならまだかわいいものでしょうか?
更に進化?いやもう頓知レベルの若者言葉を発見しました。

それはこちら
さっきマックで大学生と思われる女の子達が「最近彼氏が電話もLINEも返してくれなくてさぁ、まじボブ・ディランなんだけど」って怒ってるの聞いてエッグマックマフィン吹きそうになりました

…結構考えましたが、全く分からずググりました。←これもネットスラングですね。

意味は
ボブさん、ノーベル賞取ったのに協会からの受賞連絡を2週間無視した→「まじボブ・ディラン」=「連絡しても長いこと無視」ってことかと!もう「ボブる」でいいよね笑

との解説。
これ笑点のレベルだと思うのですけど…。
頭がいいんだかなんだんだか。

さて話を戻しますと、友人間や身近な人々の間では通じても他の人には通じるのか?ということです。
言葉の本来の意味、意思を伝えることからするとどうなのでしょうか。
こちらをベースに敬語を考えると敬語は崩壊していると言っても過言ではなさそうです。
その最たるものは「ら抜き言葉」と「さ入れ言葉」でしょう。
私はら抜き言葉を聞くと身の毛がよだつほどです。
それからさ入れ言葉。これは「させていただきます症候群」の延長のように感じます。
最も身の毛のよだつものが「させていただきます症候群」!!!
調べて納得したものは
「せる」「させる」という助動詞には「使役」の意味がある、ということ。

しえき【使役】
1.
他人を使って仕事(=役)をさせること。特に旧軍隊で、任務以外の雑用をさせること。その仕事。 「炊事場に―に出す」
2.
文法
他にその事を行わせることを示す語法。

この使役と言われると間違った使い方をしていることが理解しやすいかと思います。

人は耳に入っている音から口ずさみやすいものです。
これが怖い。
間違った日本語でもテレビやラジオなどの音として入ってくればそれは間違っていたとしても間違っていないと思い使用してしまう。
させていただきますもら抜き言葉もさ入れ言葉も横行しています。
かといって間違っていると気付く人がどれだけいるでしょうか。
正しい日本語で会話ができる、ということをもう一度見直していくべきだと思うのは私だけでしょうか。
こんなことを言っているから歳よりだと思われるのかもしれません。
言葉は無数にあり、表現方法も無限。
日本語は美しい。
もう一度見直していきたいと思うのです。そして若い人にも知って欲しいと思うのです。

相変わらずべき論が強く、申し訳ないほど硬い内容で今月のブログを締めたいと思います。